こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている篠原石材の篠原匠です。
本日は据付けの下準備として行っている、「高さ合わせ」をご紹介します。
「高さ合わせ」とは読んで字のごとしですが、何の高さを合わせるかと言うと同じ段の石の高さです。
石の高さが違うと目地(石と石の隙間)部分の太さが場所によって変わってしまいます。
ものすごい極端な例ですが、下の写真の赤い部分(目地にあたる部分)が左右で違う幅だったり、凸凹だったりすると見た目が悪いということです。
もちろん、目地部分には耐震ボンドを充填したり、目地材を埋めたりしますが、同じ段で高さが違うと何となくかっこ悪く見えてしまいます。
どうやって合わせるの?
まずはそれぞれの石の高さをきちんと測って、同じ段の石が同じ高さになるように印をつけていきます(墨付けと言います)。
数ミリの差ですのでパッと見ただけではほとんど同じに見えます。
墨付けが終わったら、その線に沿って砥石を使って石を削っていきます。
削る幅によって、電動工具を用いたり手で砥石を動かしたり臨機応変に対応します。
石によって硬さや石の目の大きさが違いますので、砥石を変えたり、砥石が当たる角度を変えたりしながら慎重に作業を進めます。
全体がきちんと揃う高さになればその段の作業は完了です。
これをそれぞれの段で繰り返していきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
細かいことに見えますが、これをやるのとやらないのでは建てた後の見栄えが違ってきます。
お施主様からすると「言われてみればそんな気がする」といった程度のことかもしれませんが、こうした小さな積み重ねが品質を高めていくと思います。
ですので、当社では些細なことこそ時間をかけて丁寧に作業をするよう心がけています。
お墓を建てる石材店を選ぶ際にはそんなことも少し頭の片隅に入れていただければ、建てた後の満足につながるかと思います。
私たち石材店の側からも、こうした努力がお客様にしっかり伝わるようこれからも情報を発信していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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篠原石材工業有限会社