東京都足立区でお墓を建立しました

こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。

 

だいぶ朝晩が涼しくなってきましたね。
これからの時期は台風が心配ではありますが、外で仕事をする身としては涼しくなってくれるのはとても助かります。

 

さて、秋のお彼岸前ということで、足立区にてお墓を建てましたのでご紹介します。

 

 

 

お石塔は茨城県産の「長寿の石(真壁小目石)」、外柵は福島県産の「はなつかみかげ石」を使っています。
どちらの石も国産の国内加工ですので、品質も見栄えもとても良いものです。

 

施工の様子

すでに区画全体で基礎コンクリートが打ってある場所ですので、きれいに水洗いをしてから石を据え付けていきます。

 

接着面はあらかじめ工場でカッターで切り込みを入れ、ノミで表面を凸凹にする「荒らし加工」を行っています。
これを行うことでモルタルが良くくっつき、ずれにくくなります。

 

一段目、二段目は石の結合部に「かすがい」を入れて、その周囲と接着部分には柔らかく練ったモルタル(注ぎトロ)をしっかり入れています。

こうすると石同士の結びつきが強固になり頑丈な土台になります。

 

カロートの後ろの石には換気口の穴を開けていますので、カロートの中に湿気が溜まりにくくなります。
また、外からごみや虫が入らないようにステンレスの網蓋をつけています。

 

 

三段目(均し)の上面は完成後も見える部分なので、かすがいではなく内側にL字金具を付けています。

あらかじめ石に穴を開けて、アンカーボルトを打ち込みステンレスのL字金具で補強しています。

 

ここまで据えるとこんな感じです。
外柵とカロートの部分が出来上がりましたので、この上にお石塔を据えていきます。

 

お石塔の部分には、いつも通り地震用免震ゲルの「泰震」を入れています。
水平や位置を確認したら、耐震ボンドを十分に充填して接着します。

 

お石塔の据付が終わったら、目地部分にも耐震ボンドを充填して仕上げます。

ボンドが固まったら全体をきれいに掃除をして、香炉と花立を配置して完成です。

 

 

この度は御縁をいただき、ありがとうございました。
末長く大切にお参りいただければ嬉しく思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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篠原石材工業有限会社