こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
先日、足立区内の寺院墓地にてお石塔の建て直しをしました。
お石塔を新しい石に取り替えたことに加え、外柵・塔婆立て部分のクリーニングや耐震施工も行いました。
石は茨城県産の真壁小目石を使用しています。
もともとあったお石塔の石も真壁小目石だったので、そういった理由もあり真壁小目石を選んでいただきました。
2018/09/28 採石場と加工場の見学に行きました(真壁小目石)
ちなみに古いお石塔の写真がこちらです。
大きく破損していたり傾いたりはしていませんでしたが、全体に水アカや汚れがついてしまっていました。
施工の様子
まずはお石塔を解体し、お骨を取り出します。
その後クリーニングを行い、汚れとコケを取り除きます。
クリーニングのビフォーアフターを並べてみます。
左が施工前、右が施工後です。
特に塔婆立てのコケが良く落ちているのが見て取れます。
全体的に薄い緑のコケが落ちて、石の肌が良く見えるようになりました。
また、黒い汚れもよく落ちたので、全体が白く明るく見えるようになったと思います。
写真を撮ったのが水洗いをした直後だったので、石が水を吸って色が濃く見えてしまっていますが、乾くとより白く見えると思います。
クリーニングをした後、日を改めて石を乾かしてからお石塔を据え付けていきます。
新しい石ですので、いつも通りきちんと耐震施工を行います。
下段(芝台)は耐震ボンドを接着面に付けて固定します。
あらかじめ石には穴を開けておいて、アンカーボルトを打ち込んでステンレスのL字金具で補強します。
下段まで据えたら、ここから上の段には免震ゲルの「泰震」を入れます。
位置や水平を確認した後、耐震ボンドをしっかりつけて重ねます。
竿石まで据え終えたら、目地部分にも耐震ボンドを充填して仕上げます。
花立や香炉を配置すれば完成です。
耐震ボンドがしっかり固まった後にもう一度全体をきれいに掃除します。
ピカピカの新しい石を使ったので、全体が明るくなりました。
また、外柵と塔婆立のクリーニングも行ったのでより一層明るくなったと思います。
もちろん石自体も国産の良質な真壁小目石を使っていますので、長くきれいな状態が保てるようなお墓に生まれ変わりました。
この度はご縁をいただき、まことにありがとうございました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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