技能検定(石張り作業2級)に合格しました

こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。

いちょうの木からぎんなんが落ちてくる時期になりました。
お寺には大きいいちょうがたくさんありますので、この時期は何ともいえない匂いに包まれます。

 

さて先日、7月に受検した「石張り作業2級」の技能検定の合格通知が届きました。

これで今年の1月に取得した「石材加工作業」の2級とあわせて2級技能士を名乗ることができるようになりました。
※ちなみに当社社長の篠原雅之は1級技能士(石材加工、石張り)の資格を保有しています。

 

技能士を名乗っているから偉いというわけでは決してありませんが、

お客様が石屋を選ぶ、安心して施工を頼む際の一つの基準

にはなると思います。

 

 

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技能検定とは・・・

働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、機械加工、建築大工やファイナンシャル・プランニングなど全部で126職種の試験があります。試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。(厚生労働省のホームページから引用)
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そんな技能検定の石材加工、石張りの作業がどんなものかを簡単に紹介します。
共通するのは課題の図面があって、制限時間内に図面に沿った施工をしていくということです。
そして出来上がったものに対して採点され、一定の点数をとれば合格となります。

 

どちらも課題の写真があればわかりやすいのですが、撮っていなくてすみません。
1級の時には写真付きで紹介したいと思います。

 

個人的な感想としては、どちらも時間に追われてとにかく辛かったです。
石材加工の方が肉体的な疲れがかなりあって終わった時はハーハーしてるような感じでした。
石張りの方はちょっと触るだけで動いてしまうような石なので、集中力を保つ精神的な疲れがありました。

 

◆石材加工作業

読んで字のごとく、石を図面の通りに加工するものです。

出来上がりの寸法より一回り大きい石が支給され、様々な道具を使って成形していきます。
ただ、電動工具や機械は使用できず、手加工で仕上げることになっています。(2級の一部作業を除く)

級によって形や仕上げの種類が違いますが、基本的には寸法通りに見栄え良く作ることが大事です。

 

◆石張り作業

こちらは石を加工するというよりは、柱のような下地があってそこに薄い石を縦に張って縦に重ねていくイメージです。

お墓というよりは建築寄りの作業で、お墓の施工と少し毛色は違いますが、出来上がりの寸法や施工した石の傾き、平面度を要求されるといった点では全く同じだと思います。

 

というような作業ですが、どちらもまだ2級ですので、次は1級の取得が目標になります。
ただ制度上、2級取得後すぐに受検できるわけではなく、一定期間を経過しなければならず、私の場合は再来年にならないと1級を受検できません。

 

すぐにでも受検したい気持ちは山々ですが、逆に考えればそれまで十分な練習ができるということなので、次は万全の準備を整えて受検したいと思います。

 

もちろん技能検定取得だけを目指すのではなく、実際に仕事で使える技術、知識を得ながら技量を上げていければと思っています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

篠原石材工業有限会社

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