お墓を建てる前
Q お墓を建てたいけど何から手をつければいいの?
Q お墓を建てるタイミングは?
Q お墓を建てるのにどのくらい日にちがかかるの?
Q お墓にかかるお金ってどんなものがあるの?
Q 墓地にも種類があるの?
Q 墓地を選ぶポイントは?
Q 石材店の選び方は?
Q 永代使用権って何?
Q お墓の値段っていくらくらい?
お墓を建てる時
Q お墓を建てる時に決めるのはどんなこと?
Q お墓に適した石はどんな石?
Q お墓の開眼とは?
Q お墓を建てたけど、そのあと何をすればいいの?
Q 納骨をする時期はいつ頃?
お墓を建てた後
Q お墓に戒名を刻みたいけどどうすればいいの?
Q お墓って何年くらいもつの?
Q お骨がいっぱいになったらどうする?
Q お墓参りはどんな時にするの?
Q お墓の掃除はどうやるの?
Q お墓参りで注意することは?
Q 掃除をしても落ちない汚れがある
Q お墓をきれいに建て直したい
Q 地震で倒れないか心配
Q お墓の継承に決まりはあるの?
Q お墓の引越し(改葬)をしたい
Q お墓を建てたいけど何から手をつければいいの?
墓地(永代使用権)の購入と墓石の購入が必要です。
詳しい手順はこちらをご覧ください。
Q お墓を建てるタイミングは?
特に決まりはなく、いつでも大丈夫です。
四十九日、百か日、一周忌などに合わせる場合や彼岸、盆などの行事に合わせる場合が多いです。
最近では生前の元気なうちにお墓を建てたいという方が多く、これは寿陵(じゅりょう)といって古来よりめでたいこととされています。
Q お墓を建てるのにどのくらい日にちがかかるの?
和型や洋型のような一般的な形であれば、最初の打合せから3か月程度の期間を見ていただければ大丈夫です。
デザインや石種にこだわる場合はもっと日にちがかかることもあります。
四十九日までに建てたいなど、お急ぎの場合でもご要望にお応えできることがありますので、ご相談ください。
Q お墓にかかるお金ってどんなものがあるの?
大きく分けて以下の3つがあります。
①墓地の永代使用料
②墓石(工事費含む)の代金
③墓地の管理費
①②は各契約時の一度ですが、管理費は年間いくらといった形で必要となることが多いです。
契約の前に墓地の管理者と石材店にしっかり確認しましょう。
Q 墓地にも種類があるの?
墓地は主に寺院墓地、公営霊園、民間霊園の3種類があります。
寺院墓地ではそのお寺の維持に協力する「檀家」になることが前提となっている場合がほとんどです。
手厚く供養して頂ける点が利点です。
公営霊園は地方自治体が管理、運営をしており、永代使用料や管理費が安く抑えられています。
宗教・宗派による制限はありませんが、遺骨がある、現住所がその自治体にあるなどの条件がつきます。
希望者が多いため、購入するのが困難なのが現状です。
民間霊園は宗教・宗派を問わず申し込むことができます。
公営霊園に比べて永代使用料や管理費は割高ですが、遺骨の有無などの条件はほとんどありません。
販売・施工する石材店が指定されている場合が多いです。
Q 墓地を選ぶポイントは?
- 宗教・宗派が合っているか
- お参りに行きやすい立地か
- 墓地の環境は良いか
- 価格が見合っているか
- 設備や管理体制は問題ないか
特に立地や環境は現在の状況だけで考えるのでなく、将来歳を重ねた時のことを考えて決めることをお勧めします。
遠い場所や坂道を上っていく墓地は、建てた当初は問題なくても段々とお参りに行きづらくなる可能性があります。
Q 石材店の選び方は?
主に以下のポイントをチェックしましょう。
- 要望や事情をよく聞き、質問に答えてくれるか
- 過去に手がけたお墓を見せてくれるか
- 見積書の内容は詳細か
ほとんどの方が石材店と話をするのは初めてだと思いますので、わからないことや
要望をよく聞き、それにきちんと答えてくれるかは非常に重要なポイントです。
心配ならば複数の石材店から話を聞くのが良いでしょう。
Q 永代使用権って何?
墓地を使用する権利のことです。
一般的には墓地を購入すると表現されますが、実際には土地を購入するわけではなく、墓地を使用する権利を購入します。
永代使用権の内容や制度はそれぞれの契約によって異なるので、十分に確認してから契約しましょう。
また、永代使用料は改葬などで使用権を返還しても戻りません。
Q お墓の値段っていくらくらい?
お墓の値段は主に墓地の広さ、使う石の種類、お墓のデザイン、加工の多さなどで決まりますので一概にいくらくらいとは言えないのが実際のところです。
要望や条件を提示して、見積りを行うのが確実です。
見積りの際に、複数の石種で行うなどして、比較検討を行うのが良いでしょう。
また、あくまで参考ですが、全優石という業界団体が行った「2017年お墓購入者アンケート調査」によると、墓石の購入金額は、全国平均が167.3万円で、購入価格帯は100万〜200万円が46.6%となっています。
Q お墓を建てる時に決めるのはどんなこと?
墓地が決まったら、建てるお墓について決めていきます。
主に以下の点を決めます。
- いつまでに建てるか(開眼法要の日程)
- お墓の形
- 使う石の種類
- 付属品
- 彫刻する文字
Q お墓に適した石はどんな石?
一般的には風化しにくく、吸水率が低い石が良いとされています。
好みの色やご希望のお墓の形を石材店に伝えて、それに合う石をいくつか提案してもらうのが良いでしょう。
当社でよく使用する石
Q お墓の開眼とは?
墓石に入魂する法要のことです。
仏教では、お墓は建てただけではただの「もの」に過ぎず、開眼法要で仏の魂を迎え入れることによって仏塔になるとされています。
納骨法要と同時に行われることが多いですが、寿陵(生前に建てるお墓)の場合はお墓の完成と同時に行います。
Q お墓を建てたけどそのあと何をすればいいの?
お墓を建てたら、まずは開眼供養を行い仏の魂を迎え入れます。
納める遺骨がある場合は納骨法要も行います。
開眼法要を行った後は、命日や彼岸、盆のお墓参りや年忌法要を行いましょう。
お参りの際にはお墓の掃除をして、建てたときのきれいな状態を長く保ちましょう。
Q 納骨をする時期はいつ頃?
納骨の時期について明確な決まりはありませんが、四十九日の法要時に行うことが多いようです。
地域の慣習や各家の事情によっては百か日や一周忌に納骨を行う場合もあります。
Q お墓に戒名を刻みたいけどどうすればいいの?
竿石や墓誌に刻めるスペースがあれば刻めます。
現況を確認して、刻む内容の相談やお見積を行いますのでご連絡ください。
Q お墓って何年くらいもつの
石の質や周辺環境にもよりますが、現代に建てた御影石のお墓であれば百年くらいはもつと言われています。
ですので、少なくとも三代くらい先の子孫まではそのまま承継することができるでしょう。
ただし、お墓は一年中屋外で太陽光や雨風にさらされていますので、きれいな状態を保つには掃除やメンテナンスが不可欠です。
お参りの時に少しずつでも掃除をしていれば、その分長くお参りすることができるでしょう。
Q お骨がいっぱいになったらどうする?
お骨を納める場所(カロート)に骨壺が入らなくなったときは、地域や宗派によって違いがありますが、多くは遺骨を土に還します。
カロートの底は中央付近に土の部分を残している場合が多く、そこに遺骨を空けます。
骨壷が無くなる分スペースが空き、空けた遺骨はいずれ分解されて土へと還っていきます。
このような形をとれば、何代にもわたってお墓を使用していただくことが可能です。
Q お墓参りはどんな時にすればいいの
お墓参りをする時期や回数に決まりはありませんが、少なくとも彼岸、盆、命日にはお参りをしましょう。
その他でよく聞くのは、お正月、月命日などです。
故人に何か報告や相談があるとき、ふと故人を思い出した時にお参りする方も多いようです。
また、近所にお墓がある方は散歩がてらお参りをしたり、近くに寄ったついでにお参りをしたりしても構いません。
あまり固く考えずに日常の中でお墓参りをしてみてはいかがでしょうか。
Q お墓の掃除はどうやるの?
お墓の掃除には大きく分けて墓地内の掃除、墓石の掃除、小物の掃除の三つがあります。
まずは墓地内のごみや枯れた花、線香の燃えカスを取り除きましょう。
その後、墓石の汚れを濡れたタオルや雑巾、ブラシで落とします。
落した汚れはよく流しましょう。
最後に花立や線香皿などの小物をきれいにすれば完了です。
Q お墓参りで注意することは?
気持ちの良いお墓参りをするために注意することはそれほど多くありません。
墓地全体のため、墓石のためといった観点から以下のような注意点があります。
- 供物は持ち帰る
- 飲み物の栓を開けたまま置いていかない
- お酒は墓石にかけない
- ローソクのろうをたらさない
Q 掃除をしても落ちない汚れがある
硬いたわしなどでこすると傷がつきます。
洗剤も使用方法を十分理解していないとしみになったり石を傷めたりしますので、
まずは石材店にご相談ください。
状況や汚れの種類を確認して、専門の道具や洗剤を使ったクリーニングをして汚れを落とします。
Q お墓をきれいに建て直したい
全てそっくりきれいにすることも、一部を残して建て直すこともできます。
石の種類や状態によっては古い石を磨き直して使うこともできます。
ご要望を伺ってリフォームの提案をさせていただきますので、ご相談ください。
Q 地震で倒れないか心配
耐震施工を施しましょう。
当社では様々な耐震施工を行っております。
Q お墓の承継に決まりはあるの?
お墓の継承者に関して法的な決まりはありません。
一般的には慣習に則って長男や配偶者が承継者となりますが、話し合いによっては
次男や次女が承継することも可能です。
また、一定の条件を満たせば、相続する遺族以外が祭祀財産を承継することも可能で、
他人が承継することもできます。
承継に悩んでいたら、まずは墓所管理者に相談していただくことをお勧めします。
Q お墓の引越し(改葬)をしたい
改葬には法律の規定に則った手続きが必要です。
①引越し先の管理者から「受け入れ証明書」を発行してもらう
②引越し前の管理者から「埋葬証明書」を発行してもらう
③市町村役場に申請して「改葬許可証」を交付してもらう
④引越し前の管理者に「改葬許可証」を提示して、遺骨を取り出し「魂抜き」をしてもらう
⑤引越し先の管理者に「改葬許可証」を提出する
⑥新しいお墓に遺骨を納め、「納骨法要」を行う