こんにちは。
埼玉県草加市、川口市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
埼玉県川口市の寺院墓地で、お石塔を二基建てましたのでその様子をご紹介します。
こちらの寺院は、弊社の出入りする墓地では珍しく、斜面にもお墓が建っています。
今回お墓を建てる場所はその斜面の一番上ということで、台車も手前までしか入らず、墓地用のクレーンももちろん入らないため、石を手で持って階段を上がります。
冒頭に二基建てたと書きましたが、お施主様がご親戚ということで、隣り合った墓所でしたので、同時進行で工事を行いました。
石の持ち込みが大変で、すべて手持ち、しかも階段を上る必要があったので、あまり無理をせず、四段据えるのに三日をかけて作業を行いました。
施工の様子
カロートと外柵の部分はどちらも既に設置済みのため、その上のお石塔を建てます。
石を据え付ける前に、かぶせてあったフタや砂利を撤去し、外柵部分もお掃除をしておきました。
大きな木が周りにたくさんあるので、工事中にも葉っぱなどが落ちてきます。
まず芝台とお石塔前の拝石を据え付けました。
先ほど書いた通り、芝台は手持ちで据え付けるので必然的に四つ合わせの形になります。
一枚ものや二枚合わせだととても持てません。
既存のコンクリートのカロートの上に据え付けるので、この段はモルタルを敷いてその上に石を据え付けていきます。
コーナー部分はいつも通り、穴をあけておいて、アンカーボルトを打ち込み、固まったあとにステンレスのL字金具を取り付け補強します。
この日は、一旦ここまでとして、目地を仕上げ、モルタルが固まってから上の段を重ねていきます。
別日、その上の中台部分を据え付けました。
中台も四つ合わせなので、石の接着面には耐震ボンドを付けて接着します。
お隣のお墓も同じペースで据え付けていくので、この日は中台部分だけの据付に留めました。
翌日上台と竿石を据え付けました。
上台を据え付けたら、中台との角にアンカーボルトとL字金具で補強します。
竿石まで据え付けたら、目地部分に耐震ボンドを充填してきれいに仕上げます。
上の写真はまだ養生テープを貼っていない段階の写真ですので、この後すべての目地部分にテープを貼ってからボンドを入れていきます。
仕上げ目地を終えて、テープを剥がしたら据付は完了です。
香炉と花立を配置して完成です。
開眼までやや時間があるので、お石塔シートをかけて養生をしておきます。
大きい木の下なので、葉っぱが落ちてきたり、鳥に糞を落とされたりすると石に汚れがついてしまうので、開眼の前日くらいまではシートをかけておいて、その後お掃除をしてお引渡しとなります。
この度はご縁をいただきありがとうございました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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篠原石材工業有限会社