こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
足立区の寺院墓地にて、新しくお墓を建てています。
以前あった大きい墓地を2018年に解体して四つに分けた区画です。
基礎コンクリートは四軒分まとめて打ってあるので、水洗いをして、この上に石を据え付けていきます。
据え付ける石は、あらかじめ工場で接着面の荒し加工をしてあります。
モルタルを使って、位置や水平を確認しながら据え付けていきます。
お隣のお墓が同じ形なので、高さや位置を隣に合わせて据え付けます。
同じ段の石を据え付け終わったら、それぞれの石をつなぐ「かすがい」を入れます。
「かすがい」を入れたら、注ぎトロ(柔らかく練ったモルタル)を流し入れます。
荒らし加工がしてあるので、その凹んだ部分にモルタルがしっかり入って固まれば、石同士が強固につながります。
この日はその上にもう一段据えます。
均し(ならし)と呼ばれる段の石です。
モルタルで据え付けるので、ここも接着面は荒らし加工をしてあります。
一段目の根石と同じように、据え付けたら注ぎトロをします。
均しの上面は完成後も見えるので、「かすがい」ではなく、石に穴をあけてアンカーボルトを打ち込んでL字金具で補強します。
この日の工事はここまでです。
時間的にはもっとできますが、据えた石が動いてしまってはいけないので、モルタルがしっかり固まるまでは無理に重ねることはしません。
当社は規模も小さく、次から次に仕事をこなすスタイルではないので、お墓一基一基に時間と手間をかけて、丁寧に作っていきます。
建てて終わりではなく、責任を持ってお客様とお付き合いをしていくので、それに見合った仕事をするように心がけています。
この工事の続きはまた書きます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
草加市・足立区でお墓のことなら、親身な対応・丁寧な施工の石材店
篠原石材工業有限会社