こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
今回はお花を活ける水盤(花器)を作ってみました。
白御影石を加工しました。
周りはビシャン仕上げという表面をざらざらにした仕上げです。
磨きの仕上げとは違って、石の白さが際立つ仕上げです。
ピカピカはしていませんが、表面の小さい凸凹が光を乱反射するので、明るく白く見えます。
ちなみにビシャンというのは下の写真のような道具です。
カツレツとかを作る時にお肉を叩く道具に似ています(笑)
右が手加工の道具のビシャンで、左がエアー工具の先端に付けるビシャンです。
仕上げに使うこともありますが、手加工の手順の中で表面を平にしていく時に使われることが多い道具です。
ビシャンという一見不思議な名前は、この道具で石を叩くと、「ビシャン、ビシャン」という音がするのが由来になっているなんて話を聞いたことがあります。
今回はエアー工具の方を使って加工しました。
中はくり抜いた後、形を整えて砥石で滑らかにして、ハンドポリッシャーという機械を使って少しだけ磨きました。
少しだけとは言っても、手で触るとツルツルと感じるくらいです。
磨くときには水を掛けながら作業するので、前掛けを着けて長靴を履いて磨いていきます。
最後に内側の水を入れるところに防水剤を塗って完成です。
石も水を吸いますので、防水剤を塗らないと水を吸って少しずつ染みてきてしまいます。
やっぱり水盤だけで撮るよりも、お花が活けてあって写真を撮った方が映えるので、もう一度お花付きの写真です(笑)
最後までご覧いただきありがとうございました。
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篠原石材工業有限会社