あなたはどんな時にお墓参りに行きますか?
お彼岸やお盆には多くの方がお墓参りをしますが、それ以外でも命日や故人を思い出した時、故人に何かを相談したい時などにもお参りしてみてはいかがでしょうか。
お墓を掃除してお参りすると気持ちがすっきりすることでしょう。
お参りの作法
花、線香、供物、掃除道具などを持参します。
寺院墓地の場合は、まず本堂のご本尊にお参りしてご住職に挨拶します。
お参りの前にお墓の掃除をしましょう。
花を飾り、供物、線香をお供えします。
お墓に水をかけ、合掌します。
これでお参りは完了です。供物は持ち帰りましょう。
お参りの際の注意点
水以外のものはお墓にかけない、こぼさない
故人が好きだったからといってお酒をお墓にかけるとシミになります。
ジュースなどもこぼれると後々シミや汚れの原因になります。
缶や瓶のままお供えする場合も倒れることがあるので、栓を空けずにお供えしてください。
供物は必ず持ち帰る
お供えした果物や菓子などはカラスが散らかしたり、虫がついたりしますので必ず持ち帰ってください。
お墓に付着すると取れない汚れの原因になります。
ローソクは石にたらさない
シミの原因になるので、ローソクに火をつける場合は石の上ではないところでつけてください。
お参りの時にチェックしてほしいこと
お墓の状態に変わりはないか
壊れていたり欠けていたりする部分はないか、目地は割れていないか、石が崩れていたりお墓が傾いたりしていないか見てください。
掃除をしても落ちない汚れがないか
取れない汚れ、水アカ、シミなどがあれば、早めにご相談ください。
ご自身で判断して洗剤を使うと洗剤の種類によっては逆効果になることもあります。
塔婆がいっぱいになっていないか
塔婆がいっぱいだと風の影響を大きく受けやすくなり、塔婆立ての倒壊の原因になります。いっぱいになっていたら抜いてください。
抜けない場合は無理に抜こうとせず、石材店か墓地の管理者に伝えてください。
お墓の周りを掃除する
枯れた花や線香の燃えカス、落ちているごみを取り除きます。
墓地の中に草木がある場合は草むしりや木の剪定をします。
墓石を洗う
タオルかスポンジに水を含み、汚れを取り除くように石の表面を拭きます。頑固な汚れはブラシでこすります。
文字の中や目地などの細かい部分は歯ブラシを使用するとよく落ちます。デリケートな部分なので優しくこすりましょう。
取れた汚れをよく流し、乾いたタオルかよく絞ったタオルで水を拭き取ります。
洗剤の使用はシミの原因になることがあるので避けましょう。
水洗いで落ちない汚れがある場合はご相談ください。
小物を洗う
花立を外し、スポンジやタオルで汚れを拭きます。
長い柄のついたスポンジがあると底まできれいになります。
香炉の皿は燃えカスや灰を取り除きます。
灰が詰まっているときはブラシでこすって落しましょう。
これで掃除は完了です。
心を込めて、しっかりと掃除した後のお墓は清々しくて気持ちが
良いですね。
きれいになったお墓で故人との時間をゆっくりお過ごしください。