こんにちは。
埼玉県草加市、川口市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
お墓を継ぐ方の苗字が変わるので、お墓正面の文字を直したいとご相談を頂きました。
ここ二十年ほどで多くなってきたご相談です。
お墓を継ぐ方が娘さんになり、娘さんが結婚して苗字が変わっているので、先を見据えてお墓も直したいというご相談が多いです。
それを機に新しくお墓を建て直すこともありますが、竿石正面の文字だけを直す方が負担が少ないので、そちらをお勧めすることもあります。
今回も竿石の正面を今まで彫ってあった文字の分削って磨き直して新たに文字を彫りました。
この施工だと、削り直す分、少しだけ奥行方向が小さくなりますが、見た目にはほとんどわからないくらいで済みます。
水鉢に彫ってある家紋も同様に直しました。
また、今回はセットでお墓のクリーニングと、お石塔部分は耐震ボンドでの目地補修も行いました。
文字を直してお墓を長く守っていくというお気持ちがあるので、より長く良い状態が続くようご提案をさせていただきました。
さて、ここからは施工の様子をご紹介します。
まずは施工前の状態です。

お石塔部分は一度解体し、磨き直しと文字刻み、据え直しの下準備、クリーニングを行います。
据付時には各石を耐震ボンドで接着します。


ご予算などの関係で今回はより頑丈な耐震工事までは行わず、据え直しだけという内容でしたが、据え直す以上は耐震ボンドを付けないとという思いから接着面にも耐震ボンドを入れました。
より頑丈な耐震工事を行う場合はボンドでの接着に加えて、各種金具での補強、免振ゲルパッドによる施工など各種施工をご用意しています。
据付後には、目地部分に耐震ボンドを充填し仕上げました。
ここからはクリーニングも含めた施工前後の比較写真を載せます。





いかがでしょうか。
全体的に黒い水あかが取れて、石の表面の光沢が戻りました。
竿石の表面は磨き直したのできれいなのは当然ですが、そのほかの面もクリーニングで磨き直し部分と変わらないくらいきれいになりました。
目地の部分も耐震ボンドできれいに仕上げました。
接着効果や防水効果も含めた品質に加えて見栄えも良くなりました。
お施主様にも喜んでいただき嬉しい限りです。
末永く大切にお守りいただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
草加市・足立区でお墓のことなら、親身な対応・丁寧な施工の石材店
篠原石材工業有限会社
