こんにちは。
埼玉県草加市、川口市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
ご納骨の依頼を頂き、現地の確認に行ったところ、納骨をする口がないという珍しい状況に出くわしました。
このお寺は昭和の最後あたりに墓地の区画整理をしているため、外柵部分はその時に新しく作ったお墓がほとんどです。
今回の墓所も外柵をその時に作ったものと推察されますが、その外柵の上に古いお石塔を据えています。
その時に納骨口を考慮せずそのままお石塔を置いてしまったために納骨口がないという状況になってしまったと思われます。
当たり前ですが建ててから納骨をしていないようで、今回どこかに納骨口を設けなくてはなりませんので、建っているお墓に現場で加工をして穴をあけました。
場所の条件としては、
・構造的に穴をあけても大丈夫で
・納骨がしやすく
・最小限の工事で穴をあけられる場所
です。
そうなると下の写真の赤で囲った場所になります。
この石に切れ込みを入れて、その切れ込みの周りの石を割って、切れ込みをさらに深く入れて・・と繰り返して石の反対側まで進めていきます。
工場で石を外した状態で行えば簡単な加工ですが、お墓として建っている状態で行うと何倍も時間と労力がかかります。
下の方ということもあり、なかなか大変な加工でしたが、無事に納骨できるだけの穴をあけられました。
あらかじめ作っておいた蓋をかぶせて今回の工事は完了です。
ご納骨もこちらの口から無事にできました。
今回のような工事は珍しいですが、弊社ではお墓を建てるだけではなく、様々な工事に対応しています。
基本的に打ち合わせから工事まですべてを同じ人間が行っているので、据付け工事はもちろん、解体工事や修理なども数多くの現場を経験しています。
そうした知見を活かして、今回のようなイレギュラーな事態にも対応することができますので、お墓のことならどんなことでもご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
草加市・足立区でお墓のことなら、親身な対応・丁寧な施工の石材店
篠原石材工業有限会社