こんにちは。
埼玉県草加市、川口市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
少し前になりますが、ご納骨の際にお墓のクリーニングとコーティングのご依頼を頂き、その施工を行いましたので、ご紹介します。
東京都足立区の寺院墓地で、石種は外柵が稲田石、お石塔は山崎石です。
平成四年の建立なので、建ててから三十年ほどです。
汚れと黒い水アカもしっかりと付いています。
前回も書きましたが、黒い水アカは汚れの蓄積で頑固にこびりついてしまっているため、ブラシやタオルでこすっても落とすことはできません。
専用の道具を使って落としていきます。
水鉢のお皿と呼ばれる一段掘ってある部分にも汚れと水アカが黒く付いています。
また、四つ合わせの芝台も目地が割れて、石自体が動いてしまっていますので、クリーニングをした後には戻して、目地の補修も行います。
上の写真を見ると外柵の白い石にも黒い水アカがついているのがわかります。
施工に移りますが、まずは水洗いとブラッシングをして汚れを落とします。
文字の中などの細かい部分は歯ブラシを使ってきれいにしていきます。
水洗いで落とせる汚れを落としたら、水アカも落としていきます。
水アカ落としもいろいろと道具があるのですが、今回は電動工具に付けられるもので広い部分を落として、細かい部分や角の部分を手作業で落としました。
それでは施工前後の比較です。
黒い水アカと汚れがすっきり落ちたのがわかります。
全体で見るとこんな感じです。
黒い水アカが落ちただけでなく、石自体の光沢が戻ったので、かなり明るく見えるようになったと思います。
この後でコーティングも施しましたので、水の吸収も抑えることができます。
水を吸わなくなると、汚れの定着度合いも低くなり、こびりつきにくくなりますので、お参りの際に水拭きをしていただければきれいな状態が長持ちします。
これからも大切にお参りいただければ幸いです。
ご縁を頂きありがとうございました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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篠原石材工業有限会社