こんにちは。
埼玉県草加市、川口市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
前回に続き、お墓を建て直す工事の様子をご紹介します。
前回はコンクリートを打つところまででした。
養生期間を置いて、しっかりと固まりましたので石を据え付けていきます。
モルタルを敷いて、高さや位置、水平を調整しながら据え付けていきます。
根石という一段目は四隅をカスガイでつなぎます。
そこに注ぎトロ(柔らかく練ったモルタル)を入れます。
凹んでいる部分とカスガイ部分に入ってがっちりと固めます。
均しという二段目は上の面が見えるのでカスガイではなく、アンカーボルトとL字金具でつなぎます。
ここまで据えるとこんな感じです。
外柵とカロートの部分が出来ています。
塔婆立は笠付の形なので、柱の上下に穴をあけてステンレスの芯棒を入れます。
周りは耐震ボンドをたっぷりと入れて接着します。
お石塔は各段に耐震ボンド入れて接着します。
竿石まで据え付けが終わったら、目地部分にはタイプの違う耐震ボンドを充填して仕上げます。
花立と香炉を配置して完成です。
工事前後の写真を並べてみます。
形はそこまで変わらず、左右の柵がなくなった分シンプルになりました。
手が入るようになったので、お掃除も楽になります。
また、ただ新しくなっただけではなく、各所に耐震施工をしてあるので、より長く安心して守っていけるお墓に生まれ変わりました。
ここ数年で、お石塔はそのまま残して、外柵部分を新しくするという工事が増えてきた印象があります。
50年ほど前に御影石などの耐久省のある石で作ったお石塔はまだきれいだけど、比較的柔らかい外柵の石が傷んできたため、そのような工事になっています。
外柵を直すことで、より長く大切なお石塔を残すこともできます。
石材の傷みが気になる場合はぜひ石材店にご相談していただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
草加市・足立区でお墓のことなら、親身な対応・丁寧な施工の石材店
篠原石材工業有限会社