こんにちは。
埼玉県草加市、川口市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
お墓を建て直す工事をご紹介しています。
前回は解体編として、古いお墓を解体して基礎コンクリートを打ちなおすところまで書きました。
そこに新しい石で外柵をやり直しますが、お石塔部分は以前の石をそのまま使います。
そのままとは言っても石自体が昭和中期のものですので、汚れが溜まっていたり、その時代ならではの加工ですので、そのあたりをきれいにしてから据え直します。
クリーニングもお墓として建っている状態よりも解体した時の方が隅々までやりやすいので、ちょうど良い機会としてやっていきます。
工場で、まずは水洗いとスクレーパーという道具で表面の汚れを落とします。
これだけでもだいぶきれいになった感じがしますが、水洗いでは長い年月をかけて溜まった黒い水あかは取れません。
下の写真のような汚れは水あかです。
水あかは専用の道具や洗剤を使って取っていきます。
上半分が終わったところです。
黒ずみがなくなっているのがわかります。
さっきの部分もすっきりと落ちました。
石の色と光沢が見えるようになっています。
水鉢のお皿部分などは特にはっきりときれいになったのがわかります。
竿石はクリーニングをした後、彫ってある文字に白塗料を入れました。
ほとんど見えなかった文字がはっきりと見えるようになりました。
これでクリーニングは完了です。
各部分で見てきれいになりましたが、現場で建て直すと、全体としてより明るくきれいに見えると思います。
この後、よく石を乾かしてから据え付けます。
その間に外柵部分を据え付けておきます。
据付編は次回の記事でご紹介します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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篠原石材工業有限会社