こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
東京都足立区の寺院墓地で、竿石と上台の石の据え直しを行いました。
お墓を継ぐ方の名字が変わったので、それに合わせてお墓の文字と家紋を刻み直すことになりました。
近年、お墓の承継問題はよく取り上げられます。
特に息子がいないとお墓を残せないということが言われたりしますが、娘でもお墓を継ぐことはできることが多くあります。
(このあたりは墓地の規則や墓地管理者の考え方などにもよりますので、確認が必要です)
承継問題についてはこちらの記事に詳しくまとめてありますので、ご覧ください。
2018/12/04 お墓の承継について ~女の子だとお墓が継げない?その1~
2018/12/09 お墓の承継について ~女の子だとお墓が継げない?その2~
工事の様子
竿石と上台に彫ってあった文字と家紋の分、石を切削して文字を消し、磨き直して再度新しい文字を刻みます。
こちらは着工前の写真です。
魂抜きの法要をご住職にしていただいてから、竿石と上台を下ろします。
下ろしたら一度、水垢落としとお掃除をしておきます。
これをしておかないと、汚れが目立って上の石とアンバランスになるだけでなく、ボンドの付きが悪くなってせっかくのボンドの性能が発揮できません。
また、墓所全体の目地の補修なども行い、据え付けられるように準備をしておきます。
新しい文字と家紋を刻んだら、再度据え付けます。
一度仮据えをして、水平や位置を確認します。
仮据えができたら、一度石を持ち上げて、下面に耐震ボンドをぐるっと一周たっぷり充填して、石を据え付けます。
位置が決まったら、養生テープを貼って、目地部分にも耐震ボンドを充填して仕上げます。
完成です。
石を磨き直したので、石全体に本来の光沢が出てきました。
文字も刻み直し、新しいお墓のように生まれ変わりました。
お引渡しの前にもう一度お掃除をして、開眼の日を迎えます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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