こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
暑さ寒さも彼岸までの言葉通り、お彼岸を過ぎて涼しい日が増えてきました。
今年のお彼岸も多くの方がお参りに来ていました。
お墓掃除をして、お花を供えて、お線香をあげて。
思い思いに手を合わせて、身近だった故人やご先祖様に思いを寄せられていたのではないかと思います。
そんな中でも秋のお彼岸では、草むしりや木の伐採が必要なお墓が多々見られました。
草木がぐんぐん伸びる夏を過ぎて、最初のお参りの時にはお手入れが必要です。
手を付けやすいのは雑草の草むしりですが、実はとても重要なのが木の枝の手入れや、自然に生えてきた木の芽を摘むことです。
木の成長の速度、力はすごいものであっという間に大きく太くなって、ゆくゆくは石を動かしてしまいます。
こちらは最近墓地を歩いていてたまたま見つけたお墓の写真です。
後ろの木がだいぶ伸びてしまっているのはわかりますが、この木が石を持ち上げてしまっています。
違う角度から見た写真がこちら。
赤で囲った部分が浮いてしまっているのがわかります。
石の下に木が入り込んで、成長して太くなって石をも持ち上げてしまっています。
こうなってしまうと木を切れば済む話ではなく、石を一度どかしてなるべく根っこから取り除かなければいけない状態です。
上の方だけ切ってもそこからまた枝が伸びてきてしまいます。
<参考記事>
根っこが石のすき間を伸びて石を動かしていた事例です。
お石塔を一度解体し、据え直しました。
ですので、こうなる前に自然に生えてきた木はなるべく細く小さいうちに抜いてしまうことをお勧めします。
話が長くなってしまいましたが、タイトルの「お墓参りの際に確認してほしいこと」は、「墓所内、墓所周辺に勝手に生えてきた草木がないか」です。
次回のお参りからは、お墓掃除に加えてちょっとお墓の周りも見てみてください。
また墓所内に植えた木はお参りの際に必ず剪定をして、もとの大きさに戻すようにしてください。
お墓を長く良い状態で守っていくために、ご確認をよろしくお願いします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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