こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
当社ではアフターサービスの一環としてお墓を建てた後、半年、1、2、3、5、10年経過の時期にお墓の点検とお掃除を行っています。
お盆前後で何件か行いましたので、そのお掃除の様子と簡単なお墓掃除のポイントをご紹介します。
お墓の中でまず汚れやすいのは、水鉢のお皿(赤で囲った部分)です。
ここはいつもお水が溜まっているので汚れも溜まりやすくなります。
ここは建てて半年、一年でも汚れていることが多いです。
このお皿は、一説によるとお浄土の御池を表していて、お参りの際には清いお水をたたえる部分ですので、きれいにお掃除しなくてはなりません。
ここの汚れはブラシでこするのが良いです。
乾いてしまっている場合は水を入れて少し汚れをふやかしてから掃除をした方が落としやすいです。
中が磨いてある場合はブラシでなく、タオルでも落ちます。
お掃除の前後を比べると一目瞭然ですね。
これなら清いお水をたたえられます。
お次は目地周りの部分です。
水が溜まりやすい部分ですので、ほこりが付くことが多いです。
はじめのうちはほこりだけなのでこすれば落ちますが、放置しておくとそこに雨が降って、またほこりがたまって、乾いてとその繰り返しで頑固な汚れになってしまいます。
また、それをさらに放っておくと周りに水アカが付いてしまいます。
水アカになってしまうとブラシやタオルでこすっても落とせません。
水アカを落とす場合は専用の道具か洗剤を使ったクリーニングを行わなくてはなりません。
ということで、お参りの際には少しでもほこりを落としていただきたい部分です。
どうすれば良いかというと、水で濡らしてブラシ(細かいところや角は歯ブラシ)でこするだけでたいていは落ちます。
汚れが落ちたら、もう一度水をかけて洗い流して、固く絞ったタオルで拭いてください。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、下の写真(掃除後)では目地のグレーの色が見えるようになりました。
ご紹介した手順でも落ちない汚れ、黒ずみは水アカですのでお墓のクリーニングをご検討ください。
ちなみにクリーニングだとこれくらいきれいにする事ができます。
(左:施工前 右:施工後)
水アカが特に目立つのは目地周りですが、表面全体にもうっすらと水アカがつきますので、石の光沢が見えなくなって暗い印象になってしまいます。
ですので、普段のお参りの際のお墓掃除では、表面を全体的に水拭きして、目地周りをブラシで軽くこすっていただくときれいな状態が長持ちします。
今回は汚れが最も目に付きやすい水鉢のお皿と目地周りのお掃除についてご紹介しました。
他にも汚れやすいところはいくつかありますので、またの機会にご紹介できればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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