こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
前回ご紹介した、クリーニングを行った石の据付の様子をご紹介します。
前回記事:2021/07/08 建て直すお墓のクリーニングを行いました
外柵は新しい石を使用して作ります。
古いお墓を解体した後、基礎コンクリートを打つため地面を掘削し、砕石を並べて転圧します。
基礎コンクリートを打って、しっかりと固まるまで日数を置いてから石の据付を行います。
根石の四隅にはかすがいを入れて、その上からモルタルを柔らかく練った注ぎトロを入れて固定します。
接着面はあらかじめ荒らし加工をしているので、ここにモルタルが入って固まるとずれに強くなります。
その上の均しと下段には、ステンレスのL字金具をアンカーボルトで止めて補強しています。
塔婆立は風の影響を受けやすいので、石に穴をあけて下の石とステンレスの芯棒でつなぎ、耐震ボンドで固定しています。
クリーニングを行ったお石塔は各段を仮に据え付けた後、石を一旦外して耐震ボンドを付けて本据付を行います。
据付後、周りを養生して目地部分にも耐震ボンドを充填して仕上げます。
水鉢、香炉を置いて完成です。
着工前は下の写真の通りだったので、新しい外柵とクリーニングを行ったお石塔でだいぶ明るいお墓になりました。
基礎コンクリートを打って各種耐震施工も行っていますので、長く守っていけるお墓に生まれ変わりました。
末永く大切にしていただければ嬉しく思います。
ご縁を頂きありがとうございました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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篠原石材工業有限会社