こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
お墓の仕事というと建てる部分が注目されがちですが、実は建てた後にも数多くの関連する仕事があります。
その中でも今回はお墓を長く守っていくという目的で、お墓のクリーニングを行いました。
ご納骨に合わせてというタイミングで、きれいになったお墓に納めてあげたいという思いでご依頼を頂きました。
その思いに応えるべく、私どもも丁寧に心を込めて施工をさせていただきました。
施工の様子
今回の墓所は、お石塔が本小松石、外柵が稲田石の小叩き仕上げです。
建立後40年近くということで外柵もお石塔もだいぶ汚れが溜まっています。
お石塔の本小松石は少し表面の劣化が始まっていますので、慎重に施工する必要があります。
汚れの度合いや場所に合わせてブラシやスクレーパーを用いた物理的なクリーニングと専用の洗剤を用いた化学的なクリーニングの両方を行いました。
施工前後の比較です。
パッと見てかなりきれいになった感じがするかと思います。
表面の汚れが落ちて光が反射するようになったので、明るく見えます。
お石塔の部分はほこりが溜まって、黒く固まってしまっていましたので、まずはそれを除去しました。
その後、表面に付いた水アカを除去しました。
白い御影石の水アカよりは目立ちませんが、表面にはしっかり水アカが付いていました。
そのせいで光沢が見えませんでしたが、右側の写真では石にツヤが戻っているのがわかります。
稲田石の小叩きの外柵には赤黒い汚れがしっかりと付いていました。
こちらはブラッシングと洗剤を使った洗浄で落としたところ、だいぶ白さが戻って明るくなりました。
クリーニング後には欠けたり落ちたりしていたセメントの目地も補修して施工完了です。
これからもまだまだ長く守っていけるお墓になりました。
ご納骨はこれからなので、もう一度全体を掃除して当日を迎えます。
お施主様にご満足いただければ良いなと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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篠原石材工業有限会社