こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
四月ということで新年度、新生活の時期ですね。
私の子どもも小学校に入学しました。
環境が変わる事で色々不安もあるとは思いますが、学校生活を楽しんでもらえればいいなと思っています。
さて先日、東京都足立区の寺院墓地でお墓を建てましたので、ご紹介します。
もともとお墓がありましたが、建ててからだいぶ年数が経っており、カロートの中に納まっているお骨もいっぱいになっていたので、ご納骨を機に直すことになりました。
5尺角(1.5m角)の敷地で、古いお墓の形をあまり変えない形で建て直しました。
お石塔の周りにスペースを設けてあるので、お参りやお掃除がしやすい形だと思います。
石はすべて国内加工で、お石塔は茨城県産の長寿の石(真壁小目石)を、外柵は真壁中目石を使用しました。
施工の様子
まずは着工前の写真です。
お骨を取り出してから墓石を解体します。
石を搬出して、基礎コンクリートを打つため地面を掘削します。
掘削後、砕石を並べてランマーという機械で転圧します。
転圧することで地面が締まり、基礎コンクリートの傾きや沈下を防ぎます。
そこに型枠と鉄筋を配置してコンクリートを流し込んで均します。
コンクリートがしっかり固まってから石の据付を行います。
隣り合う石同士にはステンレスのかすがいを入れたり、L字金具をアンカーボルトで止めたりして補強します。
接着面に注ぎトロ(柔らかく練ったモルタル)を流し込んで固めることでずれに対してかなり強くなります。
塔婆立の柱は風の影響を受けて動きやすいので、石に穴をあけてステンレスの芯棒を入れて耐震ボンドで接着します。
ここまで据え付けるとこんな形です。
すきまに化粧砂利を入れて、お石塔を据え付けていきます。
お石塔はいつも通り免震ゲルの「泰震」を入れています。
仮据えをして水平を調整した後、一度石を持ち上げて耐震ボンドを充填して接着します。
余分なボンドが付かないようにテープで養生をした後、目地部分にも耐震ボンドをしっかり入れてきれいに仕上げます。
香炉と花立を配置して完成です。
お引渡しはもう少し先なので、その前にもう一度全体をきれいに掃除してからお引渡しとなります。
お引渡しの際には、施工の様子を収めた施工記録をお渡ししますのでご安心頂けると思います。
完成後に見えなくなる部分の施工についても、手間をかけ心を込めて施工させていただきました。
今後とも長いお付き合いをよろしくお願いいたします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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篠原石材工業有限会社