こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
東京都足立区の寺院墓地にてお墓を建てました。
2020年最後の建墓の仕事です。
間口三尺の洋型のお墓です。
石は外柵、お石塔ともに茨城県産の真壁小目石を国内で加工したものを使用しています。
関東近郊では抜群の実績があり、安心しておすすめできる石種です。
国内加工ということで、今回も加工の精度がとても高く、完成後には細かいところまで見栄えの良いお墓になるはずです。
施工の様子
更地だった場所なので、土を掘って基礎コンクリートを打設してから石を据え付けます。
着工前はこんな様子です。
土を掘って、砕石を入れてランマーという機械で転圧します。
転圧することで地面が締まって傾きにくくなります。
転圧したら鉄筋と型枠を入れます。
ここにコンクリートを流し込んで、しっかり固まるまで日にちを置きます。
固まった状態がこちらです。
ここに石を据え付けていきます。
石の各部材はあらかじめ工場で、接着面を凸凹にしてモルタルの付きを良くする「荒らし加工」や金具を付けられるようにする「穴あけ加工」をしてあります。
石同士を結び付けるかすがいを入れて、据付後には接着面に注ぎトロ(柔らかく練ったモルタル)を流し込んで固定します。
かすがいが入れられない部分はアンカーボルトとL字金具で補強します。
カロートの裏側の石には湿気を逃がす換気口を開け、外からごみや虫が入らないようステンレスの網蓋を付けています。
塔婆立ては下の石と同じ場所に穴を開けて、ステンレスの芯棒を入れて耐震ボンドで固定します。
こうした対策をしないと強風でずれたり倒れたりしてしまいます。
このあたりは標準で行っている施工です。
見えなくなる部分ですが、そうした部分こそ手間をかけて施工をすることで地震や経年劣化による影響を少なく抑えることができます。
そしてお石塔部分は特許を取得している地震用免震ゲル「泰震」を敷いて据え付けます。
仮据えして水平や位置を確認した後、耐震ボンドを充填して接着します。
据付後、目地部分にも耐震ボンドを充填してきれいに仕上げています。
最後に水鉢、花立、香炉を配置して完成です。
今回は四十九日の納骨までにお墓を建てたいとのお施主様のご要望でしたが、無事に工事を終えることができました。
お施主様にも安心して、納骨当日を迎えていただけたので良かったです。
末長く大切にお参りいただければ嬉しく思います。
この度は御縁を頂きありがとうございました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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篠原石材工業有限会社