大切な荒らし加工、篠原石材ではもうひと手間

こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。

 

少し前に「荒らし加工の力、恐るべし」という記事を書き、荒らし加工の有無で、石のずれにくさが大きく異なるということをご紹介しました。

 

2020/04/25 荒らし加工の力、恐るべし

 

ではそれを踏まえて、当社ではどのような加工をしているかをご紹介します。

 

前回は簡易的な荒らし加工ということで、このような写真を載せました。

 

荒らした箇所凹

 

これはカッターで切り込みを入れてその周囲を荒らす方法です。

当社では上の写真の方法より、もうひと手間かけてノミで石を荒らしています。

 

ノミによる荒らし

 

カッターで切り込みを入れて、周囲を荒らして、さらに大きな範囲をノミでむしるようにして荒らします。

 

ノミで荒らすと凸凹の面積が大きくなるので、モルタルがしっかり食い込み、摩擦も大きくなって石が更にずれにくくなります。

 

荒した接着面

 

加えてステンレスのかすがいも入れ、縦のすき間には注ぎトロ(柔らかく練ったモルタル)を入れているので、より丈夫なつくりになっています。

かすがい

注ぎトロ

 

 

荒らす部分というのは、完成後にはすべて隠れてしまう部分になります。

こういう見えない部分にどれだけ手間がかかっているかで、お墓の持ち(建てた時の状態がどれだけ続くか)が大きく変わってきます。

 

いくら高い石を使ってデザインが良くても、施工に手間がかかっていなければ、長持ちはしません。

石材店を選ぶ際には石や形を選ぶだけでなく、どんな施工をしているかも必ず説明を受けてください!

 

決して安くはない金額をかけて建てるお墓ですから、見た目だけにとらわれず、見えない部分の品質も気にしていただければ、より満足度の高いお墓になるはずです。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

草加市・足立区でお墓のことなら、親身な対応・丁寧な施工の石材店

篠原石材工業有限会社

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