こんにちは。 埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
新型コロナウィルスの影響が各所で大きく出ており、皆さん不自由を強いられているとは思いますが、健康第一で乗り切っていきたいですね。
体調管理には十分お気をつけください。
さてそんな中ですが東京都足立区、浄土宗の寺院墓地にて洋型のお墓を建立しました。
間口が三尺(約90センチ)の丘カロート型と呼ばれる形です。
お墓下部のフタを開けると全体がカロート(納骨室)になるのでたくさんのお骨を納めることが出来ます。
使用した石はインド産のM-1H(エムワンエイチ)という石です。
緑がかった黒系の石で、洋型での建墓例がとても多い石です。
石質の面でも硬く、吸水率が低いので墓石には適しています。
施工の様子
更地に新規でお墓を建てるので、まずは地面を掘削して基礎コンクリートを打設します。
地面を掘削したら砕石を入れてランマーで転圧します。
転圧することで地盤が締まってコンクリートが傾いたり沈んだりしにくくなります。
型枠と鉄筋を配置してコンクリートを流し込んでいきます。
真ん中の四角い穴は、水や湿気が地下に抜けるようにするための穴です。
養生期間を置いてコンクリートが十分に固まってから石の据付を始めます。
コンクリートと接する部分は、工場で荒らしの加工をしておいてモルタルがしっかり入るようにしてあります。
石と石の接着面は耐震ボンドで施工して行きます。
耐震ボンドに加えて、ステンレスの芯棒も入れてより強い作りにしています。
後ろのお墓と背中合わせのため、据付後に目地が出来ないのでその部分には、あらかじめ水を通さない耐震ボンドを充填してから据え付けます。
(グレーのボンドがそれです)
ここまで据え付けるとこんな感じです。
塔婆立は風の影響を強く受けますので、ステンレスの芯棒を入れて倒壊やズレを予防します。
お石塔部分はいつも通り地震用免震ゲルの「泰震」を入れて据え付けます。
泰震のパッドを置いて仮据えして水平や位置を確認して、耐震ボンドを充填して据え付けます。
据付後には目地部分にも耐震ボンドそ充填してきれいに仕上げます。
香炉、花立を配置して完成です。
引渡し、開眼の前にもう一度全体をきれいに掃除して仕上げになります。
引渡しの際には施工写真を載せた施工記録もお渡ししていますので、見えなくなる部分の施工についてもご安心いただけるかと思います。
いつまでも大切にお参りしていただければとても嬉しく思います。
このたびはご縁をいただきありがとうございました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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篠原石材工業有限会社