こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
だいぶ涼しい日も増えてきましたが、時々急に暑くなったりするので体調管理が難しい時期ですね。
運動会も多く開かれる季節ですが、まだ台風も来そうですし油断はできませんね。
さて先日、7月に受検した技能検定「石張り作業1級」の合格通知が届きました。
(まだ賞状は手元にないので迫力に乏しいですが、届き次第載せます・・・)
これで晴れて「一級技能士」と名乗れるようになりました。
この資格は国家資格ですので、お客様が石材店を選ぶ際の一つの材料になるものだと思います。
ちなみに同作業の二級は二年前に取得していて、二級取得から二年経過すると一級の受検資格が得られるので、今回受検しました。
石張りってどんな作業?
石張り作業の試験内容としては、時間内に9枚の石を、躯体に張り付ける(重ねていく)というような感じです。
完成すると下のような形になります。
(この写真は練習の時の様子です)
石をただ重ねるだけでは動いてしまうので、石に穴を開けるなどの加工をして、そこに金物を入れてセメントと止水剤で固定しています。
写真を見ての通り、薄い石を使うので穴を開けるのも少しでも曲がると石が割れてしまいますし、時間にも追われるので大変な作業です。
また石を置くときにも、躯体から見た正しい位置、水平、垂直をすべて合わせて据え付けていきます。
寸法はミリ単位での調整をしていかなければならないうえに、石自体が軽いので、正しい位置に置いた後にちょっとでも触ると動いてしまいます。
そうしたところで作業全体でかなり神経を使うのが、石張りの試験です。
更にこの試験が行われたのは7月末の夏真っ盛り、風のない屋内で、長そでにヘルメット、マスク、ゴーグルを着用という条件なので、集中力を保つのがとても大変です。
そんな中でしたが、無事実技の作業も終わり、後日に行われた学科の試験も経て、今回合格通知が届きました。
まとめ
今回受検した石張りの作業は、現場での石の据付作業に通じるものがあります。(位置、水平、垂直を見て据えるなど)
それを時間内にきっちり正しい形で終える大切さも再認識しました。
そうした部分を普段の仕事にもつなげていきたいです。
そして、こうした一級技能士の資格(国家資格)を取得しているというのは、お客様にとって一つの安心材料にもなると思います。
口だけでなく技術も持っていることの証明ですし、同じ説明でも作業ができる人、石を知っている人が言う方が説得力が出てきます。
もちろんこれに満足することなく、勉強や技術の取得に励んで参ります。
当面のところでは、石張りの作業は今回の一級取得で終わりですが、来年の1月には「石材加工」の一級の試験を受験します。
こちらはまた内容が違いますので、しっかり準備をして臨みます。
詳細はまたの機会にご紹介したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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