こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
秋のお彼岸も終わり、暑さも落ち着いてくる頃ですね。
以前当ブログでも秋分の日は「お墓参りの日」ですとご紹介しましたが、皆さんお墓参りには行かれましたか?
2019/08/23 秋分の日は「お墓参りの日」です
今年は台風の影響もあり、お彼岸の中日である秋分の日以外にもたくさんの方がお参りに来ていたように感じられました。
お彼岸も空けたここ何日か、墓地に行くとたくさんお供えのお花があがっています。
皆さんお墓のお掃除をして、故人を偲びながらお参りしていただいているのは、お墓に携わる仕事をしている身としては、とても嬉しく思います。
そんな中、石屋という立場からすると「ちょっとこれは・・・」と思うことがあります。
それは墓前に供える「お供え物」です。
お供え物の何が気になるか
お供え物をするのは普通のことですし、もちろん、故人の好きだったものをお供えするのはとても良いことだと思います。
しかし、そのお供えの仕方を考えないと、ということです。
例えば
・お酒やジュースの栓を開けたままお供えされている
・おはぎなどのお菓子がお供えされている
・果物がお供えされている
などのことが挙げられます。
お供えするのは構いませんが、そのお供えをそのままにして帰ってしまうと・・・
暑さで飲み物が出てきたり、食べ物はカラスに荒らされたりしてしまいます。
また、食べ物でも飲み物でもたいてい好ましくない虫が寄ってきます。
ここでご紹介する都合上、あまりひどくない写真を載せていますが、実際はもっとひどい状態になってしまっているものもあります。
こうなってしまうと、お墓の石に良くない影響があるどころの話ではなく、お墓が汚れてしまい、周囲のお墓にも汚れや匂いが付いてしまいます。
ではどうすれば良いか?
それはとてもシンプルに「お参りが終わったら持ち帰る」、これに尽きます。
食べ物でも飲み物でも、その場で栓や包装は開けなくても、お供えの気持ちは十分故人に届いています。
あるお寺の住職は「お供えしたものには仏様の功徳があるので、その功徳をお参りした人で分け合いましょう」というお話をよくされています。
お菓子などはお参りが終わったらその場で食べても結構ですし、お酒なら持ち帰って飲むなどしても良いと思います。
せっかくきれいにしたお墓が、数日後に汚れてしまったらとても残念だと思います。
ですので、お参りの後は「お供え物を持ち帰る」ということを作法の一つとして、お墓参りをしていただければと思います。
そうすれば皆さんがより良い気持ちでお墓参りをすることが出来るようになるはずです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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