こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
梅雨に入りジメジメとする時期になりましたね。
晴れたり雨が降ったり、暑かったり寒かったり何かと体調を崩しやすい時期ですので、体調管理に気を付けてくださいね。
さて先日、住宅の内壁に大谷石を貼りましたので、その様子をご紹介します。
当社はお墓の仕事がほとんどですが、実は建築の石工事も行っています。
今回は住宅の内壁の工事ですが、玄関に石を張ったり、門柱を建てたりもしていますので、そうしたお仕事のご相談もお待ちしております。
施工の様子
今回はリビングに大谷石を貼る工事です。
テレビボードの背面に大谷石を貼って、そこを「魅せる壁」にしていきます。
大谷石についてはこちらの記事で詳しく書いていますので、ご覧ください。
2019/05/06 石でこんなもの作ってみました ~大谷石の石明かり~
まずは施工前の状況です。
あらかじめ大工さんに大谷石を貼る壁の下地にコンパネを貼ってもらいました。
本来、壁の下地には石膏ボードが貼られることが多いのですが、今回はボンドで石を貼るということで、コンパネを準備してもらいました。
石膏ボードだと表面の紙がはがれてしまうことがあるためです。
大谷石は軽いとはいえ石ですので、それなりの重さはあります。
ボンドで下地に圧着する工法で貼っていくので、しっかりとくっつく下地がないとゆがんだりしてしまいます。
ここに大谷石を貼っていきますが、その前に下準備として仮に大谷石を並べて、色柄の確認と寸法の確認をしておきます。
空いている端っこの部分の石も切って並べるとこんな感じです。
大体の寸法に切っておいて、最後の調整は現場で行います。
仮並べが完了したら石の表面をきれいにしておいて、いよいよ現場での施工です。
石を貼る用のボンドを付けて貼っていきます。
少し見えにくいですが、グレーっぽい色の部分がボンドです。
壁に貼り付けると、ボンドが潰れて広がっていきます。
一段目が完了した状態がこちらです。
速乾性のボンドも付けて固定をして、順番に石を貼っていきます。
この日は四段目まで貼りました。
貼った石が動かないように固定しておきます。
次の日も同じ要領で貼っていって、天井まで貼り終えました。
周りの養生も外れた状態がこちらです。
天井まで貼り終えると、石の存在感がかなり出てきて、想定通り「魅せる壁」になりました。
ちなみにこの壁には間接照明も仕込んでありますので、ライトを付けると大谷石が照らされてとても良い雰囲気です。
明るい時間にしか写真が撮れなかったのですが、周りが暗くなるとより良い空間になると思います。
間接照明を使うことで落ち着いた雰囲気になりますし、大谷石の特徴でもある石肌も相まって素敵な雰囲気になります。
まとめ
今回はお墓ではなく、住宅のリビングに石を貼る工事でしたがいかがだったでしょうか。
石の持つ魅力を身近に感じていただける事例なのではないかと思います。
石には独特の風合いがありますし、加工の方法によってもいろいろな表情が生まれます。
石というとお墓を想像してしまいがちですが、日常に少し入れてみるとちょっと雰囲気が変わってくると思います。
このブログでも石の作品を通してお墓以外の製品をご紹介していますので、ぜひ石を身近に感じていただければ嬉しい限りです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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