こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
暖かい日も増えてきましたが、三寒四温の通りまだまだ油断はできないですね。
寒い間は亡くなる方も多いようで、納骨の依頼が多くありました。
そんななか私の周辺でも一月に親戚がなくなり、二月に納骨をしました。
その納骨法要の時に、ご住職からご先祖様について、興味深い話がありましたのでご紹介したいと思います。
ご先祖様とは?
ご先祖様の供養とよく言うけれど、それはどういうことなのか、そもそもご先祖様とは誰を指しているのかというお話です。
そのご住職はそういうことを聞かれた時にはこのように話しているとのこと。
「お父さん、お母さんの名前は知っていますよね?
ではおじいさん、おばあさんは全部で四人いますが、全員名前はわかりますか?
ではではひいおじいさん、ひいおばあさんは全部で八人いますが・・・」
ともう大体の方はここでギブアップとのこと。
自分のルーツで、名前はわからないけれど確かに存在した人。
「ご先祖様」と呼ぶ時にはこの名前がわからない人、みんなを指して「ご先祖様」と考えれば良いというお話でした。
その話を聞いて、確かにその名前がわからないひいおじいさん、ひいおばあさんの先にも遡ればもっともっとたくさんの人がいたのかと、当たり前のことですが深く考えてしまいました。
月並みな話ですが、この中の一人でも欠けていたら自分は存在しなかったと考えるとすごいことだなぁと思ってしまいます。
(もちろん自分がある現在から考えた時の結果論ではありますが・・・)
そのようにして命がつながってきたと考えると、今自分がこうして生きていることに感謝する、感謝して生きていくということがとても大切なことだと思います。
もちろんお墓にお参りしたり、法要をしたりすることは先祖供養です。
ですがそれだけでなく、ご先祖様のおかげで自分が生きていることを忘れないこと。
いつもご先祖様に対して感謝の気持ちを持つこと。
それもご先祖様の供養と言えるのではないでしょうか。
もちろんお墓の前で手を合わせる時には、自然と自分から近い存在である父母や祖父祖母など、名前がわかる人を想像しているとは思います。
そのうえでこれからは、もっと遡った大きな大きな存在としてご先祖様がいると考えてみる。
顔も名前も知らないけれど、そのご先祖様のおかげで自分は生きているとありがたみを感じて手を合わせてみるのはいかがでしょうか。
ご住職のお話を聞いて、そんなことを考えましたのでご紹介させていただきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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