こんにちは。
埼玉県草加市、東京都足立区を中心に仕事をしている篠原石材の篠原匠です。
梅雨入りの発表もあり、今日もパッとしない天気でした。
天気予報を見ても雨マークがついている日が多いので、梅雨の時期は現場で作業ができる晴れの日はとても貴重です。
その貴重な日にしっかりと現場で作業が進められるよう、雨の日に据付けの下準備をしておきます。
本日の作業
本日は合口(接着面)の荒らしという作業を行いました。
切ったままの面は平らでモルタルの付きがよくないので、石と石が付く面はわざと凸凹にしてモルタルを付きよくさせます。


モルタルで石を据える場合には、この荒らしをしておくことで石と石の接着が切れにくくなったり、地震によるずれが軽減されたりします。
実際、東日本大震災や中越沖地震の時にも荒らし加工をしていない墓石の方が大きく動いていたという資料もあり、実績がある耐震施工と言えると思います。
また、古い墓所を解体する時にこの荒らしをしてあるかないかで解体のしやすさ(お墓の頑丈さ)が全然違ってきます。
荒らしていないとバールで少し力を加えただけで動いてしまったりしますが、しっかり荒らしてモルタルがくっついていると接着面を道具で何度も叩いてもなかなか外れません。
ということで当社では手間をかけてこの作業を行っています。
どんな風にやるの?
ちなみに荒らしについてはこちらの記事で一度詳しくご紹介しております。
ですので今回は作業の様子を撮った動画をアップしてみます。(音が出ます)
作業の一部ですが、どんな道具を使ってどんな風にやっているのかはお分かりいただけると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
当社では基本的に外柵部分はこの荒らし作業をしてモルタルで据え付けています。
(お墓の形や石種によって施工方法が異なる場合もあります)
石の数が多かったり大きかったりすればそれだけ手間がかかりますが、建てたときの状態を長く維持するための大事な作業ですので力を入れて行っています。
お墓の中がどうなっているかや、建てた後見えなくなる部分にどのような施工がされているか、そういったことを知っているお客様はほとんどいらっしゃらないと思います。
ですが、長くお墓を守るうえでは見えないところにどれだけ手がかかっているかが非常に重要になってきます。
見栄えの良さだけではなく、見えない部分の施工についても知っていただき、長く守れる良いお墓を建てていただければと思います。
当社では他にも様々な対策を施していますので、また別の機会にご紹介できればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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篠原石材工業有限会社