こんにちは。
東京都足立区、埼玉県草加市、川口市を中心に仕事をしている石材店、篠原石材の篠原匠です。
足立区の寺院墓地にて、洋型のお墓を建てています。
間口3尺×奥行き3.7尺の墓地です。
丘カロート型で、上から納骨する形のお墓になります。
石は南アフリカ産のインパラブルーという黒い石です。
名前にブルーがあるのは、黒い石の中に青く光る結晶があるためです。
吸水率が低く、とても硬い石です。
今回は外柵部分の据付の様子をご紹介します。
基礎コンクリートは区画全体で大きく打ってある場所なので、据付前に洗っておきます。
まず一段目です。
モルタルで位置や高さを調整しながら据え付けます。
隣の石との接着面には耐震ボンドを付けて接着します。
また、石に穴をあけて、隣の石と「かすがい」で連結します。
かすがいの周りにも耐震ボンドをたっぷりと入れて接着します。
外柵部分は三段重ねるので、初日は一段目だけで、固まったら二段目三段目を重ねます。
二段目三段目は下の石と隣り合う石と耐震ボンドで接着します。
下の写真は二段目右側の石を置く前です。
上の写真のように、本据え前に耐震ボンドを入れておいて、石を置きます。
石を置くと、ボンドがぎゅーっと広がって面が大きくなります。
二段目の上にも一段目と同様、かすがいを入れてあります。
三段目は上面が見えるので、かすがいではなく、コーナー部分にアンカーボルトを打ち込んで、ステンレスのL字金具で連結しています。
ここまで据え付けるとこんな形になっています。
手前部分は納骨口の都合上、一部切り欠いてあります。
この後は、塔婆立てを据え付けて、お石塔を建てます。
その様子は次の記事で紹介します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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